2026/08/18 10:44


夏になると、顔のテカリやベタつきが気になる一方で、

洗顔後に肌がつっぱったり、頬や口元だけがカサついたりすることはありませんか?

汗や皮脂が増える夏は、肌がうるおっているように見えます。

しかし、肌の表面がベタついていても、内部の水分が十分に保たれているとは限りません。

今回は、夏に起こりやすい「ベタつくのに乾燥する肌」の原因と、

毎日の生活で取り入れやすい対策をご紹介します。

「インナードライ」とはどのような状態?

インナードライとは、肌の表面には皮脂が出ているのに、

角質層の水分が不足して乾燥している状態を表す、一般的な美容用語です。

医学的な診断名ではありませんが、夏になると次のような肌の変化を感じる方は少なくありません。

  • 額や鼻はテカるのに、頬や口元は乾燥する

  • 洗顔した直後に肌がつっぱる

  • 午後になるとファンデーションが部分的に崩れる

  • 毛穴が以前より目立つように感じる

  • 肌がごわつき、化粧水がなじみにくい

  • ベタつきが気になり、何度も顔を洗いたくなる

こうした状態では、皮脂だけを取り除こうとするのではなく、

肌のうるおいを守ることにも目を向ける必要があります。

夏の肌がベタつくのに乾燥する理由

エアコンによる空気の乾燥

夏は屋外の湿度が高くても、職場や自宅では長時間エアコンを使用します。

冷房の効いた室内では空気が乾燥しやすく冷たい風が顔に直接当たり続けることで、

頬や目元、口元の乾燥を感じることがあります。

朝は気にならなかったのに夕方になると肌がつっぱる場合は

冷房環境も見直してみましょう。

汗を何度も拭く

汗をかいた後、タオルやハンカチで何度も肌をこすると、

摩擦によって肌に負担をかけてしまいます。

汗を拭くときは、清潔なハンカチやタオルを肌にそっと当て、

押さえるように水分を吸い取るのがおすすめです。

洗顔で皮脂を落としすぎる

顔のベタつきが気になると洗浄力の強い洗顔料を使ったり

1日に何度も洗顔したりしたくなります。

しかし、皮脂を取り除きすぎると

肌のつっぱりや乾燥を感じやすくなることがあります。

洗顔料はよく泡立て、肌をこすらず泡を転がすようにやさしく洗いましょう。

すすぎには熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使います。

米国皮膚科学会でも洗顔時に肌をこすらないことや、

脂性肌であっても洗顔後に保湿することが案内されています。

紫外線による肌への負担

夏の強い紫外線も、肌のコンディションが乱れる原因の一つです。

日焼け止めを塗るだけでなく、帽子や日傘、薄手の羽織りなども組み合わせ、

長時間強い日差しを浴び続けないようにしましょう。

汗をかいたときや、タオルで顔を拭いた後は、日焼け止めを塗り直すことも大切です。

ベタつく夏も保湿を省かない

夏は重たいクリームを使うと、ベタつきやメイク崩れが気になることがあります。

そのため、冬とまったく同じスキンケアをする必要はありません。

季節や肌の状態に合わせて、保湿アイテムの量や質感を調整しましょう。

例えば、化粧水の後に、ジェルや軽い乳液を薄く重ねます。

額や鼻など皮脂が出やすい部分は少量にして、

乾燥しやすい頬や目元、口元には少し多めになじませる方法もあります。

化粧水だけで終わらせず、乳液やジェルなどで肌のうるおいを守ることがポイントです。

夏の洗顔で意識したいこと

夏の洗顔は、汗や余分な皮脂を落としながらも、洗いすぎないことが大切です。

基本的には、次のような方法を意識してみましょう。

  • 洗顔料をしっかり泡立てる

  • 手で肌を強くこすらない

  • 熱いお湯ではなく、ぬるま湯ですすぐ

  • 清潔なタオルで押さえるように拭く

  • 洗顔後は時間を空けずに保湿する

汗をかいた後は、必ずしも毎回洗顔料を使う必要はありません。

肌の状態に合わせて、ぬるま湯で流したり

濡らしたタオルでやさしく押さえたりする方法もあります。

ただし、汗によるかゆみや赤み、ニキビなどが続く場合は

自己判断でケアを重ねず、皮膚科へ相談しましょう。

水分補給もこまめに

夏は汗をかく量が増えるため、

喉が渇く前から水分をとることが大切です。

一度にたくさん飲むのではなく、

水や無糖のお茶などを少しずつ飲む習慣をつけましょう。

冷たい飲み物ばかりで体が冷える場合は、

常温の水や温かいお茶を取り入れるのも一つの方法です。

水分補給はスキンケアの代わりになるものではありませんが、

体調を整えながら夏を過ごすための基本的な習慣です。

夏こそ食事のバランスを意識する

暑い日は食欲が落ち、そうめんやパン、

冷たいデザートなどで食事を済ませたくなることがあります。

しかし、それだけでは、肌や髪の材料になるたんぱく質や、

野菜・果物に含まれる栄養素が不足しやすくなります。

毎回完璧な献立を用意する必要はありません。

例えば、そうめんに卵やツナ、鶏肉を加える、

朝食にヨーグルトや果物を添えるなど

いつもの食事に一品足すことから始めてみましょう。

忙しくて食事が不規則になりやすいときは、

植物由来成分やコラーゲンなどを含む食品や飲み物を、

美容習慣の一つとして取り入れる方法もあります。

ただし、特定の美容食品だけに頼るのではなく、

食事・睡眠・水分補給・スキンケアを組み合わせることが基本です。

夏の肌は「皮脂」だけで判断しない

肌の表面に皮脂が出ていると

保湿は必要ないように感じるかもしれません。

しかし、夏の肌は紫外線、エアコン、汗、摩擦、

洗いすぎなど、さまざまな影響を受けています。

大切なのは、「ベタつくからすべて取り除く」のではなく、

その日の肌の状態に合わせてケアを調整することです。

洗顔後のつっぱり、頬や口元の乾燥、

夕方のメイク崩れなど、小さな変化にも目を向けてみましょう。

まとめ

夏の肌は、汗や皮脂によってうるおっているように見えても

部分的に乾燥していることがあります。

夏のインナードライ対策では、次のような習慣が大切です。

  • 洗顔や汗を拭くときに肌をこすらない

  • ベタつく季節も軽めの保湿を続ける

  • エアコンの風を直接浴び続けない

  • 日焼け止めや日傘で紫外線を防ぐ

  • 水分と食事を無理のない範囲で整える

特別なケアを一度だけ行うよりも、毎日の洗顔や保湿

食事などを少しずつ見直すことが、夏の肌をいたわることにつながります。