2026/06/08 00:00
「最近、肌のハリ不足が気になる」
「スキンケアをしているのに、以前より肌の弾力が感じにくい……」
そんな変化を感じたときに意識したい成分の一つが、エラスチンです。
エラスチンは、コラーゲンとともに肌の真皮に存在し、肌のしなやかさや弾力を支えています。
しかし、肌のハリを保つためには、特定の食材だけを集中的に摂ればよいというわけではありません。
大切なのは、日々の食事や紫外線対策、睡眠などを見直しながら、肌を健やかに保つ習慣を無理なく続けることです。
今回は、エラスチンを意識した美容習慣を、守る・整える・続けるという3つの視点からご紹介します。
目次
エラスチンとは?肌の弾力を支える成分
守る:紫外線や糖化を意識した生活を
整える:肌を支える栄養素をバランスよく摂る
続ける:毎日の食事に無理なく取り入れるコツ
食事だけで不足しやすいときは?
まとめ
1. エラスチンとは?肌の弾力を支える成分
エラスチンは、皮膚や血管、肺、靱帯などに存在するたんぱく質の一種です。
肌の真皮では、コラーゲンが網目状に広がり、肌の土台を支えています。
エラスチンは、そのコラーゲン同士をつなぐように存在し、肌のしなやかさや弾力を保つ役割を担っています。
コラーゲンが肌を支える「骨組み」だとすれば、エラスチンは伸び縮みを助ける「ゴム」のような存在です。
年齢を重ねると、肌のハリや弾力が変化しやすくなります。
そのため、スキンケアだけでなく、食事や生活習慣を含めて肌を整えていくことが大切です。
2. 守る:紫外線や糖化を意識した生活を

肌の弾力を意識するなら、必要な栄養を摂るだけでなく、日常生活の中で肌を守る習慣も欠かせません。
紫外線対策を習慣にする
紫外線は、肌の乾燥やハリ不足につながる要因の一つです。
日差しが強い夏だけでなく、春や秋、曇りの日にも紫外線は降り注いでいます。
外出するときは、日焼け止めや帽子、日傘などを活用しましょう。
顔だけでなく、首元や手元まで意識すると、毎日のケアがより丁寧になります。
甘い物の摂りすぎに注意する
糖質を摂りすぎると、体内で余分な糖とたんぱく質が結びつく「糖化」が起こりやすくなります。
糖化は、肌のくすみやハリ不足を意識するうえで避けたい変化の一つです。
甘い物を完全に我慢する必要はありません。
毎日何気なく食べているお菓子や甘い飲み物の量を見直し、無理のない範囲で控えることから始めてみましょう。
抗酸化を意識した食品を取り入れる
健やかな肌を保つためには、抗酸化作用を持つ成分を含む食品も意識したいところです。
おすすめの食品は、次のようなものです。
ブルーベリー
イチゴ
緑茶
カカオ含有量の高いチョコレート
色の濃い野菜
柑橘類
果物や緑茶は、朝食や間食にも取り入れやすく、無理なく続けやすい食材です。
3. 整える:肌を支える栄養素をバランスよく摂る

肌のハリを保つためには、特定の成分だけに注目するのではなく、さまざまな栄養素を組み合わせて摂ることが大切です。
良質なたんぱく質
エラスチンやコラーゲンは、たんぱく質の一種です。
肉、魚、卵、大豆製品などを毎日の食事に取り入れ、偏りなく摂ることを意識しましょう。
おすすめの食材:
鶏肉
魚
卵
豆腐
納豆
ヨーグルト
毎食すべてをそろえる必要はありません。
朝は卵、昼は魚、夜は豆腐や肉料理というように、1日の中でバランスを取ると続けやすくなります。
ビタミンCを含む食品
ビタミンCは、健やかな肌を保つために意識して摂りたい栄養素です。
おすすめの食材:
レモン
オレンジ
キウイ
イチゴ
パプリカ
ブロッコリー
果物は朝食や間食に、パプリカやブロッコリーは副菜として取り入れると、毎日の食事に無理なく加えられます。
亜鉛を含む食品
亜鉛は、たんぱく質の合成や体のさまざまな働きに関わる栄養素です。
おすすめの食材:
牡蠣
牛肉
卵
豆類
かぼちゃの種
ナッツ類
毎日たくさん摂るのではなく、普段の食事に少しずつ取り入れることを意識しましょう。
ポリフェノールを含む食品
ポリフェノールは、植物に含まれる成分で、日々の美容習慣に取り入れやすい成分です。
おすすめの食品:
ブルーベリー
緑茶
カカオ含有量の高いチョコレート
コーヒー
赤ワイン
ただし、チョコレートや赤ワインは摂りすぎに注意が必要です。
量を意識しながら、日々の楽しみとして上手に取り入れましょう。
4. 続ける:毎日の食事に無理なく取り入れるコツ

美容のための食事は、一度だけ特別なメニューを食べるよりも、無理なく続けることが大切です。
毎日の生活に取り入れやすい方法をご紹介します。
朝食に果物を少し添える
キウイやオレンジ、イチゴなどは、切るだけで食卓に加えられます。
忙しい朝は、ヨーグルトに果物を添えるだけでも十分です。
朝食に取り入れることで、習慣化しやすくなります。
主菜は肉・魚・大豆製品をローテーションする
同じ食材ばかりを続けるのではなく、肉、魚、卵、大豆製品をバランスよく取り入れましょう。
例えば、
月曜日:焼き魚
火曜日:鶏肉料理
水曜日:豆腐や納豆を使った献立
木曜日:牛肉料理
金曜日:卵料理や魚料理
というように、数日単位でバランスを取ると無理なく続けられます。
間食を美容習慣に変える
小腹が空いたときは、甘いお菓子だけでなく、ナッツや果物、カカオ含有量の高いチョコレートなどを選ぶのも一つの方法です。
毎回完璧にする必要はありません。
少しずつ置き換えることが、長く続けるコツです。
緑茶や水分補給も忘れずに
食事だけでなく、水分補給も意識しましょう。
緑茶やハーブティー、水などをこまめに飲むことで、生活全体を整えやすくなります。
5. 食事だけで不足しやすいときは?
美容のためには、バランスの良い食事が基本です。
しかし、忙しい日が続くと、毎日理想的な食事を用意するのが難しいこともあります。
そのようなときは、美容ドリンクやサプリメントを補助的に取り入れるのも一つの方法です。
大切なのは、食事を置き換えるのではなく、日々の食生活を基本にしながら、無理のない形で補うことです。
成分や摂取量を確認し、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
6. まとめ
肌のハリや弾力を意識するなら、特定の食品だけに頼るのではなく、毎日の生活習慣を少しずつ見直すことが大切です。
ポイントは、次の3つです。
紫外線や糖化を意識して、肌を守る
たんぱく質、ビタミンC、亜鉛、ポリフェノールをバランスよく摂り、体を整える
無理なく取り入れられる方法で、毎日の習慣として続ける
毎日の小さな積み重ねが、健やかで若々しい印象の肌を保つための土台になります。
完璧を目指すのではなく、自分の生活に取り入れやすいことから始めてみましょう。
参考・引用元
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」
厚生労働省 e-ヘルスネット
文部科学省「日本食品標準成分表」
日本皮膚科学会

