2025/04/21 00:00

糖化は測定できる?AGEs(最終糖化産物)チェックでわかる体の“サビ”レベル

「糖化が老化の原因になるって聞くけど、自分の体はどうなの?」  
「見た目の変化だけじゃ分からない…糖化って測れるの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、今回は**糖化の測定方法**について詳しくご紹介します。  
体内でどれくらい糖化が進んでいるのか、数値でチェックできる時代です!

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 目次

1. 糖化とは?AGEs(終末糖化産物)による老化の正体  
2. 糖化はどうやって測るの?主な検査方法3つ  
3. 糖化レベルを知るメリットとは?  
4. 糖化が進んでいるとわかったら?今日からできる対策  
5. 自宅でできるセルフチェックのヒント  
6. まとめ  

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 1. 糖化とは?AGEs(終末糖化産物)による老化の正体

糖化とは、体内で余った糖がタンパク質や脂質と結びつき、AGEsという老化物質を作り出す現象。  
このAGEsが、**肌のたるみ・くすみ・動脈硬化・骨の劣化**などに関与しているといわれています。

見た目では分かりづらい糖化状態ですが、最近では**測定できる技術**も登場しています。

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 2. 糖化はどうやって測るの?主な検査方法3つ

① 皮膚AGEs測定(非侵襲的な方法)  
皮膚のAGEs蓄積量を専用機器(AGE Readerなど)で測定。  
光を皮膚にあて、AGEsの蛍光反応を利用して測ります。  
→ **痛みがなく、数分で結果が出る手軽な方法**

② ヘモグロビンA1cの測定(血糖状態の目安)  
糖化したヘモグロビン(HbA1c)の量を血液検査で測定。  
→ 糖尿病の診断にも使われており、**直近1〜2ヶ月の血糖コントロールを確認できる**。

 ③ AGEsの血中濃度測定(研究・専門機関向け)  
研究機関や一部の病院で実施。血液中のAGEsを直接測定します。  
→ **保険適用外の場合が多く、一般にはまだ普及していない方法**。

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 3. 糖化レベルを知るメリットとは?

- **目に見えない老化の進行を可視化**できる  
- 生活習慣の改善モチベーションにつながる  
- 将来的な疾患リスク(動脈硬化、糖尿病など)の予防につながる  
- スキンケアだけでなく、“内側からのケア”の重要性に気づける

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 4. 糖化が進んでいるとわかったら?今日からできる対策

- **糖質の摂りすぎを見直す(特に白砂糖や清涼飲料水)**  
- 食べる順番を工夫して、血糖値の急上昇を防ぐ  
- 抗糖化食品を積極的に摂る(シナモン、緑茶、ブルーベリーなど)  
- 酵素やビタミン、ポリフェノールを意識して摂取する  
- 酵素ドリンクなどを活用し、**糖代謝をサポート**

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5. 自宅でできるセルフチェックのヒント
医療機関での測定以外にも、以下のような兆候がある方は要注意:

- 最近、肌のくすみ・たるみが気になる  
- スキンケアを変えても効果を感じにくい  
- 甘い物をよく食べる  
- 運動不足が続いている  
- 朝すっきり起きられない、疲れやすい

こうした変化を感じている場合は、一度糖化状態のチェックを検討してみるのもおすすめです。

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6. まとめ

糖化は、「自覚しづらいけれど確実に進行する老化現象」です。  
でも、今は**測定できる方法がある**からこそ、早めに気づいて対策ができます。

気になる方は、皮膚AGEsの測定を実施しているクリニックや検診サービスをチェックしてみましょう。  
美しく健康な体を保つために、“体の内側からのエイジングケア”を始めてみませんか?

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 参考・引用元

- 日本抗加齢医学会「AGEs(終末糖化産物)と老化」  
- 医療法人社団ケアクリニック「AGEs測定とは」  
- 一般社団法人 日本糖化ストレス研究会  
- 厚生労働省「HbA1cと血糖コントロール」