2023/12/26 00:00



年齢とともに気になる肌のたるみ。肌のたるみは筋力低下のほかに「糖化」が影響します。糖化は体内のたんぱく質が糖質と結合する現象で、糖化したたんぱく質はAGEs(終末糖化産物)となり、肌の老化を促進します。

AGEsが肌のコラーゲンに溜まっていくと、弾力や柔軟性が失われて肌のたるみにつながると考えられています。

今回は、糖化を予防してAGEsの蓄積を減らす効果が期待できる飲み物をご紹介します。

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目次
■糖化を予防するために
■糖化を防ぐ飲み物
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■糖化を予防するために

糖化を予防するためには、血糖値を適正にコントロールすることが大切です。
お菓子やジュースの摂取を控えたり、野菜や海藻、豆類などを意識して摂取するなど、日々の食生活を整えることのほかに、日常的に飲むお茶類にも糖化を抑制する効果が期待できるものがあります。


■糖化を防ぐ飲み物

1.緑茶
糖化を防ぐ効果が期待できる身近な飲み物に緑茶があります。
抗糖化作用が期待できるのは緑茶に含まれるポリフェノールの一種である高濃度茶カテキンです。高濃度茶カテキンを含むお茶類は市販のものもありますが、一般的な緑茶の茶葉で作ることもできます。
【飲み方】
① 1回200mlあたり6~7gの茶葉を急須に入れ、初めに熱湯100mlを注いで1分間おいてから抽出します。
② 同じ急須にもう一度熱湯100mlを入れて同様に抽出します
③ 茶葉の量を増やし、熱湯で2回に分けて抽出することで、茶葉に含まれるカテキンの約80%が抽出できるといわれます。

※カテキンは時間が経つと酸化するため、飲むたびにいれるようにしましょう!
また、高濃度の緑茶にはカフェインも多く含まれています。
摂り過ぎには注意し、体調や体質に合わせて飲む量は調節してください♪


2.ルイボスティー、甜茶(てんちゃ)、柿の葉茶

ルイボスティーや甜茶、柿の葉にも高い抗糖化作用があり、AGEsの分解や排出を促す効果が期待できると考えられています。
濃く抽出した緑茶にはカフェインも多く含まれますが、ルイボスティーや甜茶、柿の葉にカフェインは含まれていません。
さらにこれらのお茶にはビタミンやミネラルが含まれ、抗糖化作用以外の効果も期待できます。

◆ルイボスティー
カリウムやマグネシウムを多く含みます。
便秘の改善や高血圧の予防などが期待できます。
◆甜茶(てんちゃ)
ほのかに甘味があり、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などを含みます。
アレルギー症状を抑制したり、歯周病や口臭の予防効果があるといわれます。
◆柿の葉茶
ビタミンCを多く含み、古くから風邪の予防や美肌効果があると考えられています。



糖化を予防するためには、血糖値を適正にコントロールすることが大切です。
バランスの良い食事や適度な運動と合わせて、抗糖化作用のある飲み物を取り入れてみてはいかがでしょうか。